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徒然getty

散々な事件もろもろ。

散々な携帯の領収書事件とは...。

昨日、無事にケータイを入手したまでは良かったが、帰宅してから、領収書をもらっていなかったことに気が付いた。これまで、「海外では必ず領収書をもらう」という、とてつもなく強固な鉄則のもと生きて来た、と言っても過言ではない私からすると、許されざる出来事である。「とにかく領収書はもらっとけ!」-そう、これは経験に裏打ちされているのです!

しかし、ここはフランス。一筋縄では行きそうもない。何かしらのトラブルが容易に想像出来る今、私はしばし躊躇した。Tさんに電話して、事情を説明し、またご足労願おうか...とか、いろんなことを考えたけれど、結局、「出来る限り自力でやってみろ!」という自分の内なる声に突き動かされ、今朝、覚悟を決めて、もう一度昨日の携帯電話屋に行った。

思い切って店に入るが、昨日のお兄さんはいない。仕方なく、他の店員さんに事情を話す。と、こ、ろ、が、ですよ。

日本なら、担当が違えど、パソコンぐらいチェックして(そのパソコンは何のためにあるんじゃい!)、さっさと確認とって、客に領収書の一つも出すだろ?あぁん?
それが、この兄ちゃん、「昨日の人に言って。午後には来るから。」と言いやがった。

エー。あんたらの言う「午後」って一体何時よ。私はさっさと帰って論文書きたいの!(やはりずいぶん気掛かりな様ですね、我ながら。なのになぜかブログってますよね。トホホ。)

でも、面倒がっている相手を説き伏せるだけの語学力も、はたまた気力もない私は、取りあえず、目の前にある郵便局へ行き、国際郵便用の封筒(enveloppe internationaleといい、世界一律料金。日本までなら、普通に切手を買うよりもちょっとだけ安いらしい。)を買った。これがあれば、いちいち長い列に並ばずとも済む。あと、航空書簡も買っておこう。しかし、郵便局のお兄さんは今一つ良く分かっていない。私のフラ語が悪いんですけどね。でも何とかお兄さんはそれらしきものを渡してくれた。(が、これが後にささやかなトラブルとなるのだ!)

その後、まだ時間があったので、昨日の赤っ恥カフェへ。あの大ポカのお陰か、やっぱりマスターもギャルソン(ウエイターというべきか)も私を覚えていた。彼等の笑顔にしばし癒される。郵便局とカフェでやっとこさ小一時間、時間を潰し、昼の12時を廻った所で再びあの店へ向かうが、またもやあの兄ちゃんに「だから午後だってば!」と言われる。あのなぁ、午後ってのはなぁ、広辞苑によると「正午から夜の12時までの称。また、正午から日の暮れるまで。」ってなっとるんじゃ!もう正午過ぎてるんやから、立派な「午後」やないかい!!

内心そう吠えつつ、「じゃあ、何時なのさ!」と聞くと「15時!」ときた。来ちゃったよ...。15時だって。私はここに11時頃には来てたんでっせ。この時点で、午前中に領収書をもらって帰って来て、とっとと論文を書くという、私の壮大な夢は打ち砕かれた。

一旦家に帰ってしまったら、もう絶対に出直して来る元気など、どこを探したって出て来ないに違いない。ここはなんとか後もう3時間、どうにかして時間を潰すより他ない。

そう言えば、小腹も空いて来た。そこで目に付いた、中華の持ち帰り専門店に入る。この手の店は、中で食べることも出来るはず。そこでひとしきり店のおばさんと話をしたりしていたが、ちょっと気になっていたので、さっきの「航空書簡」を取り出し聞いてみた。すると、「これはさぁ、段ボールとかで荷物を送る時に使うもんだよ!手紙じゃないよ!」とのこと。

やっぱり...。何かおかしいと思ったんだよ。だって、なんか使い方のところを読むとさ、明らかに私の意図したものと違うんだもん。私は手紙だっ!つっただろーに。「中に手紙書いて、折って、糊で貼ると、封筒みたいになる、切手付きの...。」って辿々しく説明してやっただろぉっ!!!局員さんよぉっ!!

だけど、これでもう少し時間が潰せそうで、有り難いような、やっぱり迷惑なような...。
中華料理屋を出ると、再び郵便局へ。
by getty-ih | 2005-10-20 05:20 | パリ

思うがまま生きている、そんなgettyの独り言

by getty-ih
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