中国南方航空が年内でスカイチームを去るので、記念に年末に利用することにしていた。
トランジットホテルも利用する気満々で、すでに予約を入れて、準備は万端であった。
ところが、「フライトの変動」なる件名のメールがしばらく前に届いた。
しかし、往復ともに数分前後するだけのささやかな変更であったため、その時の私はまだ、それをわざわざ知らせてきたことに好感さえ抱いた。
が、その後雲行きが怪しくなる(笑)。
再度「フライトの変動」メールが来たのだ。
しかも、立て続けに3通(怖)。
見ると、「フライトの変動」により、「日本―広州―最終目的地」という旅程が往復とも変更されていた。
具体的に言うと、「日本⇔広州」のフライトが、勝手に別の日の便に振り分けられていた。
問題は、「行きが完全に実行不可能なスケジュールになっていたこと」と、「帰りがなぜか広州で二日以上もトランジット待ち」するという、トータルでわけのわからないタイムスケジュールにされていたこと(笑)。
実行不可能な旅程にされた行きのスケジュールがどんなもんだったかというと、まず一日目に「広州―最終目的地」のフライトがあり、その翌日に私はやっと「日本―広州」の便に搭乗することになっていた(爆)。なんぞこれ。
このへんてこな変更のせいで、国外脱出していないのに、初日に広州から最終目的地へ旅立たねばならん上に、最終目的地には3日くらいしかいられない...(何これー)。
それなのに、メールには「この変更に同意する場合はこのメールに「はい」と返事しろ」的なことがサラッと書かれており、万が一根性出して「いいえ」など選択した日にゃあ、とてつもなく面倒なプロセスが待ち構えていることが、メールの下の方をちらっと見ただけで!容易に想像できた。
だって、こんなへんてこりんなスケジュールにされてしまったら、当然フライトを変更するか、さっさとキャンセルするかしかないわけで、ところがそうなると、「キャンセルの場合:やれ書類を送れ」だの(チケット買った時に同じ情報は登録してるのに?なぜ?)、「変更の場合:やれ中国の担当部署まで電話しろ。国際電話だけどな、いいよな!」(ジャイアンじゃん。)だの、結構なハードルの高さ。
書類を送っても行き違いだの何だのありそうだし、電話なんてしちゃったら、絶対にたらい回しにされる(気がすごーくする)。たとえ英語や中国語が堪能な人でも、たらい回しはキッツい。しかも、国際電話代はこちら持ち。
いやだなー、って思っていた時。
ふと、
WeChatがあるじゃない?(ただし、中国語ができる人限定かもしれないが...)
ピコーン!ときた!
リストに南方航空も入れてて良かった!
WeChatのチャット画面から、「南航智能客服」へ行き、「人工客服(オペレーターによるカスタマーサービス)」を選択。
そこから、状況を入力して、やり取り開始。前に待っている人がいる場合もあり、その際は少し待つことに。まあ、すぐ対応してくれるはず。
私もほぼ待たされることなく、対応してもらえた。
込み入ったこともそこで処理できるけれど、パスポートの最初のページを送れと言われたりして、重要な情報までそこでやり取りするのは正直かなり不安。でも、メールで送るのも同じように不安...。旅程がパア―になる不安と天秤にかけて、仕方なくチャット上に画像送信。が、なぜかなかなか送信できない。結局、同行者の情報はチャット上で送り、私の方はメールで送信した。ところが、メールの方も届かん、ってことで、チャット上に情報を手動で入力。メンドクサ。
まあ、擦った揉んだありつつも、このチャットで旅程変更完了し、新たな航空券も発券されたようである。メデタシメデタシ。
が、ホッとしたのも束の間。
その翌日、携帯に中国からの着信が。
むむう...嫌な予感しかしないようー。
番号を検索してみるとビンゴ!南航からー。
で、メールも届いたーーー。
また「フライトの変動」...。
「フライトの変動」
「フライトの変動」
「フライトの変動」
だってよーーー。
しかし、どう見ても変更後の旅程と何も変わってない。
ただ一点。前の日に発券されたチケットと、券番が違う。
めんどくさいよう...。
いや、私にはWeChatがあるじゃないか!
ってことで、またチャットでやり取り...。結局、情報の行き違いだったのかなー。
前の日のチケット番号が正しいと確認が取れ、一応一件落着。
もう「フライトの変動」メールは見たくないっす(泣)。
祈るような気持ちでいる今日このごろ。
皆様も南航でトラブった場合は、中国語でやり取りできるならば、WeChatの御使用をおすすめします。
チャットでの対応はなかなか丁寧ですし、スクショなどでやりとりや重要な情報も手軽に残せるという利点もあります。そして、大体こういった場合は、テンパっていたり、多少なりとも腹を立てていることが多いかと思うのですが、そんな時でもひとまず落ち着いて、問題や置かれている状況、要求などをしっかりと伝えられるのもメリットかと思います。
フライト変更は自動でなされてしまうのでしょうね。その後、乗り継ぎが出来ないなど問題が生じた旅程の客については、追々個別に対応している、ということなのかもしれません。でも、そうだとすると、その対応が遅すぎると思うし、キャンセルや変更の手続きが面倒くさすぎるーーー。