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徒然getty

それは、老舗、だからなのか。

今日、休み明け第一日目の講義には、思いっきり遅刻してしまったが、まぁそれは置いといて。

講義の帰りに、発表原稿をある先生に修正して頂いていたので、それを受け取りにcollege de Franceまで行ってみた。発表までに修正箇所を訂正しておかなきゃならないから。これは無事に受け取ったが、真っ赤になった原稿を見て、しばし落ち込む...。.....(;__)/| ずぅぅぅぅん
が、これ「だけに」落ち込んでばかりは居られなかった。原稿と同じ時期に「完成した〜。ヒャッホ〜イ!」と信じ込んでいた書類も、まだまだ修正の余地があることが判明。ますます落ち込む...。

あんまりにもブルーになったので、デパートに春夏用のファンデーションを探しに行くことにした(なんでそうなるのかは、聞かないで欲しい。本人にもよく分かっていないので。)。
何度となくここで愚痴って来たが、最近、生活リズムの乱れとストレスで肌が荒れまくっていたので、なんか良いコスメでもないもんかとも思っていたし。

当初は、少し前に行った○ランタンのロー○メルシエに、実は肌に合わなかったの、ゴメンね、と言いに行こうかと思ったのだが、ちょっと遠かったので次回ってことにした。ここのカウンターのお姉さん(おそらく新入り)、人懐っこい可愛い人で、2回目に行った時には私のことを覚えていてくれて、ちょっと感激したんだよな。肌にさえ合えば、もう購入する気満々だったんだけれど、どうも荒れ気味だった所に試したせいか、そのあとから更に肌荒れが酷くなってしまったのだった。泣く泣くこのロー○メルシエの超・優秀ファンデーションは諦めざるを得なかった。ただし、ここのファンデが肌に合う人には最高なんではなかろうか。私はあの仕上がりスゴく好きだなぁ。今度日本に帰った時にでも、もう一度試してみようかと思う。そのくらい良かった。

さて、そんな訳で、結局ボ○マルシェに行くことに。実は、ここの食料品専用の店舗の方には何度か行ったことがあったんだけれど、本館は未体験だったのですよ。で、行ってみましたよ。
まずはマダム御用達「ゲ○ン」へ。店員さんもエレガントなカンジで、かなりビビる。恐る恐る、ファンデを試しに手の甲に付けたりなんぞしてみる。そうこうしているうちに、店員さんがやって来てくれた。最近の肌の調子の悪さなどを、思う存分ぶちまける。幾つかお薦めのファンデを紹介してくれて、ちょっと良いなと思うのがあったので「サンプルは無いですか?」と聞いてみた。先日の○ーラメルシエの一件で、お試し無しでファンデを買うのはかなり躊躇われるからさ。しかし残念なことに「もうサンプルは無くなっちゃったのよ。」とのこと。仕方ないので、「じゃあ、ファンデーションの一覧なんかが載っているパンフは無いですか?」と尋ねてみた。と、「それも切らしてて...。あ、待って、別のファンデーションのサンプルならあるわ。さっきあなたが興味があるって言ってたものよ。」と来た!おぉ。ありがとうございます。店員さんににこやかに見送られて、私はおば様方のオアシス・ゲ○ンを後にした。

いや、実は、○ランタンの○ンコムの店員の態度がエラい酷かったので、ゲ○ンは更に慇懃無礼なのでは?とか、殿様商売なんでは?などと危惧していたのであった。まぁ、要は、私に風格だとか、品格だとかがないってコトなんですがね(泣)。でも、この左岸の老舗デパート・○ンマルシェは違った...。これが、老舗の『風格』『品格』ってヤツでしょうか?だって、そのあと立ち寄ったシャネ○のお姉さんもメチャメチャ感じが良かったんだものー。初めて社員教育をしてるんではないか?と感じたデパートっていうか、お店でした。そう言えば、なぜこのデパートの食料品専門店が大好きかと言うと、そこには『客に対するサービス』がちゃんと存在しているからですよ。(誤解の無いように申し添えておくと、私は「客に媚びること」を「サービスだ」などとは決して、決して呼びません。断じて。)

シャネ○のお姉さんは、自分の所の商品を売りつけることだって出来ただろうに、「まず皮膚科医に行くとか、薬局に行って、どういった肌のケアをするべきなのか聞いた方が良いですよ。きっと良いクリームを紹介してくれるはずですから。」と言って、私が探していると言ったファンデーションよりも、むしろスキンケアの方をちゃんとした方が良いとアドバイスしてくれた。
いやぁ、しかしこの店員さん、すっごい綺麗な人だったんだよね。お肌なんて、陶器みたいで、お顔もちっちゃくて、スリムで。その上、感じも最高に良いなんて、私が男だったら...きっと遠くから眺めて終わりだったんでしょうなぁ...。...( = =) トオイメ

ま、そんなこんなで(なぜそうなっちゃったのかはよく分かんないけど)、そのお姉さんにスキンケアからメイクに至るまでの手順を教えてもらいました。ちょっとマッサージもしてくれて、いやぁ、久しぶりにリラックス出来ました。帰り際に「これを使ってみて!」と言ってちょっとしたサンプルもくれました。素直に言ってしまうと、サンプルを貰えたのも結構嬉しかったんだけれど、そのお姉さんがスゴく親身になって「皮膚科医に一度行ったら、きっと人生が変わるわ!」などと、私の荒れまくりのお肌の心配をしてくれたのが、こう、心に響いたんですなぁ。乾いた心にも保湿ケアってヤツですよ、全く(苦笑)。

それで、いつもならお店の人などには「Au revoir(さよなら)」って言うだけなんだけど、「A bientot(また近いうちに)」と言ってみました。すると、お姉さんすごく嬉しそうに「ええ、また近いうちに必ず!皮膚科医に行ってどうなったかとか、必ず知らせに来てね!約束ね!」と答えてくれました。なんだか、心がほっと温かくなりましたデス。

穿った見方をすれば、私は単細胞の単純バカなので、もしかしたらお姉さんの「必殺!顧客ゲットテク」にまんまと嵌ってしまったのかもしれません。でも、万が一そうだったとしても、それならばプロとして天晴。客にそうとは気付かせず、気持ちよく物を売る。素晴らしいじゃないですか。今後巴里乃宮在住の間、○ャネルの化粧品を買う時には、あのお姉さん指定で購入するぜ!(私、こう見えて割と義理堅いのです。( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ)

しかしそうは言ってみたものの、やはりあのお姉さんの場合は、彼女のお人柄なんではないかと思います。なぜって、下手な下心を私は少なくとも感じなかった。
また、あのお姉さん、心底、お肌ケアやメイクが好きなんだとお見受け致しましたし、おそらく御自身も皮膚科医に行って「肌人生」が劇的に変わったのかもしれません。

ちったぁ○ンマルシェを見習ってみろ。○ランタン・○ンコムのおばさん、あなたですよっ。
by getty-ih | 2006-04-25 07:53 | パリ

思うがまま生きている、そんなgettyの独り言

by getty-ih
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